【 水原・江陵 】 56名で作り上げた奇跡、障害のないヒーリング旅のフルストーリー

本記事はクパン・パートナーズ活動の一環として、適格販売により収入を得る場合があります。

【水原・江陵】56名で作り上げた奇跡、障害のないヒーリング旅のフルストーリー

56名で作り上げた
img src : knto.or.kr

旅行は誰にとっても胸が高鳴る言葉です。見知らぬ風景が与えてくれるときめき、五感を刺激する新しい体験、そして大切な人と積み重ねる思い出は、日常を生きていく大きな活力となります。しかし、誰かにとっては旅に出ること自体が大きな挑戦であり、乗り越えなければならない高い壁となることもあります。階段一つ、段差一つが移動を制限し、案内の不足によって風景を心から楽しめない状況が今なお存在するからです。

こうした身体的・環境的な障壁を取り払い、韓国の隅々まで誰もが自由に行き来できるようにするため、韓国観光公社が非常に特別で感動的なプロジェクトを企画しました。

世界初の聴覚障害者アイドルグループ「Big Ocean(ビッグオーシャン)」をバリアフリー旅行の名誉広報大使に委嘱し、水原(スウォン)と江陵(カンヌン)一帯で1泊2日間にわたり実施された「バリアフリー旅行プログラム」です。単に観光地を巡るだけでなく、文化体験や環境保護、そして音楽を通じた心と心の交流まで盛り込んだ今回の旅の模様を、詳しくお届けします。

1日目:水原の隠れた魅力を五感で感じた「手話ウォーキング旅」

旅の最初の舞台は、伝統的な儒教文化と現代的な都市の感性が共存する歴史の街、京畿道・水原でした。初日のプログラムは、手話で日常会話が可能なろう者と聴者の参加者20名が集まり、お互いの言語でコミュニケーションを取りながら歩く「手話ウォーキング旅」でスタートしました。

1. 風と歴史の道を共に歩む:練武台から訪華ス柳亭まで

最初の日程は、水原の代表的な文化遺産である水原華城の城郭に沿って歩くコースでした。練武台(ヨンムデ)を出発し、訪華ス柳亭(バンファスリュジョン)へと続く城郭道は、綺麗に整備された平地とスロープのおかげで、誰もが快適に歩を進めることができる代表的なバリアフリー道路です。参加者たちは城壁の向こうに広がる水原の風景を眺めながら、手話や表情でお互いの感想を分かち合い、ゆっくりと歩調を合わせました。心地よく吹き抜ける風と温かい日差しは、それ自体が参加者たちに深い安らぎを与えてくれました。

2. 手のひらで感じる伝統と芸術:国弓体験&陶磁器ハンドペインティング

続いて、参加者の五感を刺激する多彩な体験プログラムが繰り広げられました。

  • 国弓(韓国の伝統弓道)体験: 弓を引いて標的を見つめる国弓体験場では、矢が当たるたびに参加者たちの歓声と手話の動きが活発に行き交いました。
  • 陶磁器ハンドペインティング: 筆を手に取り、白い陶磁器の上にそれぞれのストーリーと色彩をのせていく時間には、職人さながらの集中力を発揮しました。言葉の代わりに指先の感覚や視線で作品を共有し、お互いの芸術的感性を分かち合いました。
3. 壁を低くした細やかな配慮:手話ドゥーセントとバリアフリー動線

華城行宮(ファソンヘングン)を観覧する際には、専門の手話ドゥーセント(解説員)が同行し、その価値をいっそう高めました。手話ドゥーセントは、華城行宮が秘める朝鮮時代の歴史的エピソードや建築の美しさを力強い手話で伝え、聴覚障害のある参加者たちが取り残されることなく歴史の現場に深く没頭できるようサポートしました。

さらに、昼食のためのレストランからカフェ、休憩スペースに至るまで、移動動線のすべてが車椅子でも一度も妨げられることなくスムーズに移動できるバリアフリー対応の場所で構成されており、参加者全員が安全かつ快適に日程を楽しむことができました。

2日目:東海の青い自然と文化が調和した江陵ヒーリング旅

2日目は、山と海が接しており見ているだけで胸がすっとするような江原道・江陵へ舞台を移しました。この日は観光弱者の方々や温かい心で集まったボランティアなど計36名が合流し、いっそう活気に満ちた豊かな旅を作り上げました。

1. 自然を整え分かち合うやりがい:連谷海岸&ソルヒャンギキャンプ場でのプロギング

江陵での最初のプログラムは、韓国を代表するバリアフリー海水浴場として知られる「連谷(ヨンゴク)海岸」と、雄大な松の木が壮観をなす「ソルヒャンギキャンプ場」から始まりました。ここは車椅子専用のデッキロードや段差のない便宜施設が完璧に整えられており、誰もが海のすぐ近くまで行くことができる場所です。

参加者たちはここで散策しながらゴミを拾うプロギング(Plogging)活動を行いました。障害の有無にかかわらず、誰もが環境を守る大切な一員となり、海岸や松林を掃除しながら有意義なやりがいを共有しました。お互いにゴミ袋を持ち合ったりゴミを拾い上げたりする過程で、障害や立場を超えた温かい仲間意識が芽生えました。

2. 光と音の幻想的なメディアアート:江陵アルテミュージアム

ボランティア活動の後は、視覚的な没入感が極限まで高められた文化空間である江陵アルテミュージアムを訪れました。壮大な自然をテーマにした華やかなメディアアート作品は、目が離せないほどの絶景を演出していました。手に触れるたびに変化する光の動きと雄大な演出は、参加者たちに新鮮な刺激と忘れられない感動をプレゼントしました。

3. 夕焼けの海を背景に繰り広げられたBig Oceanのミニコンサート

旅のハイライトは、波の音が心地よく響く夕暮れの連谷海岸で開催されました。バリアフリー旅行の名誉広報大使であるBig Oceanがステージに上がり、参加者のためのミニコンサートを開催しました。

聴覚障害を乗り越え、世界中にポジティブなエネルギーを届けているBig Oceanは、心こもったパフォーマンスと希望に満ちた音楽でステージを満たしました。手話と振動、そしてステージ上のパフォーマンスが融合したこのコンサートは、観客全員が一つになり、全身で音楽を感じる奇跡のような瞬間を作り出しました。

4. 最初から最後まで心強かったサポート:バリアフリー専用車両の運行

江陵での日程が滞りなく安全に進行できた背景には、江陵バリアフリー観光センターの手厚い支援がありました。全区間にわたって車椅子リフトが装備されたバリアフリー専用車両が運行され、移動中に感じる疲労感を最小限に抑え、すべての目的地への移動をスムーズにつなぎました。

壁のない世界、みんなで作っていく「バリアフリー観光」の未来

img src : knto.or.kr

水原と江陵で行われた1泊2日間の旅は、「障害が決して旅行の障害物にはならない」という事実を改めて明確に証明してくれました。誰もが制限なく旅先での風を感じ、文化を体験し、新しい出会いを育むことができるという可能性を示した現場でした。

韓国観光公社の文智英(ムン・ジヨン)バリアフリーコンテンツチーム長は「今回の旅は、日常の中で誰もが障害なく旅行を楽しめるということを実感させてくれた意味深い時間だった」とし、「今後も今回の旅の感動的な瞬間を収めた広報動画を制作し、誰もが差別なく享受できるバリアフリー観光文化の拡散に継続して取り組んでいく」と述べました。

物理的な段差をなくすことと同じくらい重要なのは、障害を見つめる私たち社会の心理的な壁を低くすることです。今回のBig Oceanと共に進めたバリアフリー旅行プログラムのように、細やかな配慮と関心が広がり、韓国全土が誰もが自由に旅立てるオープンな目的地として定着していくことが期待されます。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です