わずか3年で150万人誘致?! 韓国観光公社が中国・青島で仕掛けた大規模セールの全貌

国際原油価格の大幅な上昇に伴い航空券の価格負担が高まる中、このような「燃油の壁」を越え、新たな突破口を見出すために韓国観光公社が直接立ち上がりました。空の路ではなく「海の路(海上観光)」に注目したのです。中国・青島の現地で繰り広げられた訪韓セールス外交の具体的な内容をまとめました。
💡 原油高の突破口、海上観光時代の幕開け
韓国観光公社(社長:朴成赫)は、中国山東省の中心都市である青島を訪問し、現地のフェリー船社や主要旅行業界を対象に本格的な訪韓観光セールスを展開しました。
今回の訪問は、本格的な夏休みシーズンを前に中国人の訪韓観光客誘致に拍車をかけると同時に、国際情勢の変化に対応し、航空に偏っていた訪韓観光市場を海路へと多角化して補完するために用意されました。
核心の要衝「山東省」 山東省は、現在の中韓を結ぶ全フェリー旅客路線の実に**76%**を占めている要衝です。仁川、平沢、群山港など、韓国の主要港湾と結ばれた8つの路線が活発に運航されています。
🤝 初の統合協力体系を構築、「3年間で150万人誘致」へ
今回の最大のハイライトは、青島のセントレジスホテルで開催された「訪韓フェリー観光市場拡大説明会」でした。
この席で韓国観光公社は、山東省の5大主要フェリー船社(山東外洋海運グループ、石島国際フェリー、威東航運、韓中フェリー、華東海運)とともに、「中国人訪韓フェリー観光市場拡大業務協約(MOU)」を電撃的に締結しました。
今回の協約は、韓国観光公社が中韓フェリー観光の活性化に向けて主要船社と初めて共同の統合協力体系を構築した事例という点で、非常に深い意味を持っています。
📌 ターゲット別の特化商品の開発を推進
公社と5大船社は、今後3年間で訪韓観光客150万人の誘致を目標に共同マーケティングを展開します。単に船便を提供するだけでなく、多様な需要層を狙ったオーダーメイド型の観光商品が推進される予定です。
- 青少年およびシニア世代: 教育やヒーリングを目的とした研修・孝行観光商品
- 企業インセンティブ: 会社の報奨旅行を活用した大規模な団体観光
- スポーツ・文化交流: 日中・韓中などの同好会や団体交流イベントとの連携
- 個人自由旅行客(FIT): コストパフォーマンスと海上旅行のロマンを結合した2030世代向けのフェリーパッケージ
🏢 大企業のインセンティブから3・4級都市まで、多角的な市場攻略
同日、韓国観光公社は中国を代表する家電大企業であるハイセンス(HISENSE)グループの賈少謙会長と面談を行いました。この席で、大規模な企業会議およびインセンティブ観光を韓国に誘致するための業務協約(MOU)を追加で締結する成果を上げました。
続いて、現地の主要旅行社7社との懇談会も行われました。北京や上海のような大都市だけでなく、中国の3~4級の中小都市をターゲットにした新規団体商品の開発や、下半期のフェリー観光大規模キャンペーンに関する具体的な議論が行われました。
💬 「新たな成長動力を創出する」朴成赫社長の抱負

今回の行事を率いた韓国観光公社の朴成赫社長は、中韓フェリー観光の活性化に向けて強い自信を示しました。
「今回の協約は、公社が主要船社との共同協力を引き出し、初めて統合協力体系を構築したという点で非常に大きな意味があります。今後、中韓フェリーを単なる移動手段ではなく**『新たな訪韓観光プラットフォーム』**として育成していきます。海上観光を活用した新規需要の開拓と市場の多角化により、中韓観光交流の新たな成長動力を創出していく所存です」
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