ラミネートべニア (Laminate Veneers)
歯の表面を一部削り、歯の形状に合わせた陶器素材を覆う治療をラミネートべニア(Laminate Veneers)といいます。自然で美しい笑顔を作るラミネートべニアを実現するためには、豊富な経験と審美的な感覚を持つ専門家による診断が必須です。歯科矯正、特に審美補綴は、歯の形状のバランスだけでなく、顔の形、唇や顎のラインとの調和を最も重要なポイントとして考慮しなければならないからです。ただ白いだけ、ただ直線的に整っているだけでは、美しい歯とはいえません。
顔と歯の最も調和の取れた形態
新しくデビューした芸能人や久しぶりに復帰したセレブリティの中には、歯が非常に白く、石鹸を削ったように四角く整えられていることがありますが、それが必ずしも美しいラミネートべニアとは言えません。重要なのは、顔と歯の最も調和の取れた形態を追求し、その目的を達成するための最適な材料を選ぶことです。そのためには、施術者の歯科的な技術だけでなく、芸術的なセンスも必要とされるため、ラミネートべニアは最高水準の歯科治療技術といえます。
デジタル歯科による精密診断
ラミネートべニア審美補綴の最大のポイントは、施術する医師の美的センスにあります。大学での学びだけでなく、卒業後の勤務医としての経験、そして20年間の歯科医院運営を通じて、多くのケースで成功を収めてきました。それだけでなく、患者の劇的なイメージ改善に貢献できるという個人的な満足感から、特に好む診療分野でもあります。最近では、診断から治療までの全過程をデジタル化することで、従来に比べてはるかにスピーディーに予測モデルを準備できるようになりました。そのため、患者の希望をより深く反映させることが可能となり、さらに高い満足度を実現しているように感じています。
Customized hand-made、ラミネートべニア
自然で美しいラミネートべニアは、正確な診断と準備過程を経てのみ実現可能です。診断を通じて治療後の結果を予測し、それに基づいて歯の削除量を決定するため、ラミネート治療において診断の重要性は何度強調しても足りません。最近では、「1日で完成するラミネート」を掲げるクリニックもありますが、このようなワンデーラミネートべニアは、大半が一塊の素材を削り出すCAD-CAMミリング工程で作られます。一方、自然で美しいラミネートは、Layering Build-up Techniqueによって製作されます。この工程は5〜7日かかるCustomized hand-made作業です。断言しますが、本物の名品はたった1日で作り上げられるものではありません。
Provisional Laminate
先に述べたように、ラミネートべニアにおいては治療を行う医師の美的感覚が重要です。しかし、患者自身のイメージを決定づける重要な治療であるため、結果の完成度を高めるためには、患者の希望が正確に反映されることが不可欠です。言葉で説明するだけでは限界があるため、クロスディではProvisional Laminate（仮ラミネートべニア）を作成し、予測されたモデルを使って直接的に意見を収集します。患者が望むことと歯科的な制限を説明しながら、協議を進めることで、高い満足度を得ることができるのです。
クロスディ デジタルシステム
そのため、クロスディでは施術初日に美しい仮ラミネートべニアを制作し、治療後の姿を事前に体験できるようにしています。ラミネートべニアが製作される前に、歯の配置、長さ、形状などを口内で直接調整し、完璧なラミネートべニアが完成できるようにしています。以前は、医師が直接患者の歯型を取って仮ラミネートべニアを制作していましたが、クロスディがデジタルシステムを導入したことで、歯科医師の感覚が反映された仮ラミネートべニアをより簡単に制作できるようになりました。
直接的な意見反映
デジタルCTや口腔スキャナーを通じて取得した患者の歯の情報をもとに、人工知能シミュレーションプログラムで初期予測モデルを生成します。これに、歯科医師が3D編集技術を用いて患者により適した形にディテールを調整する作業を行います。このようにして作成された予測モデルを3Dプリントを通じて仮ラミネートべニアに変換します。作成されたモデルを患者と一緒に確認し、意見を交換しながら、その場で要求事項を反映させて修正することができるため、より完成度の高い最終結果を得ることが可能になります。
歯科矯正とラミネートべニア
ラミネートべニアは、短期間で歯の配置や形状を劇的に変えることができるという利点がありますが、患者自身の歯を一部削るという負担も伴います。時には歯列が整っていない状態でラミネートを試みると、どんな前処置を行っても歯の削除量が相対的に多くなってしまうことがあります。一般的に、ラミネート治療を希望する患者は美容面のみを考慮することが多いため、患者の口腔健康や機能性を同時に考慮することは、当然歯科医師の役割となります。こうした場合、クロスディでは歯科矯正とラミネートを組み合わせた治療法を推奨しています。
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