【Kカルチャー体験で欧米・オセアニア観光客を魅了!】
2025年、韓国を個人で旅行するFIT(Foreign Independent Traveler)向けに、より深く“Kカルチャー”を体験できる新しいツアー商品が公開されました。
韓国観光公社は「2025 個別観光客ターゲット Kカルチャー特化商品公募」を通じて15の商品を選定し、運営する14社と業務協約を締結しました。

■ 増えるFIT観光客に合わせた“Kカルチャー体験商品”
2024年の外国人観光客調査によると、韓国を訪れた観光客の**88.3%が個人旅行(FIT)でした。特に欧米・オセアニアからの観光客は、自由行動の中で短期体験ツアーを利用する割合が高く、利用率は最大24.2%**と全体平均(9.5%)の2倍以上に達しています。
こうした需要に応えるため、韓国観光公社は
ライフスタイル、メディアコンテンツ、芸術、教育、ESG、自由テーマの6分野で118件の応募商品から、厳選された15商品を最終選定しました。
■ どんなKカルチャー体験が選ばれたのか?
K-POPやK-ビューティーなど王道体験はもちろん、韓国独自の文化を深く理解できるユニークな体験が数多く含まれています。
● 1)新堂洞ゴーストツアー ― 韓国式オカルト体験
映画『KPOP DEMON HUNTERS』や『破墓(파묘)』で注目が高まっている韓国のシャーマニズム・オカルト文化を体験できるウォーキングツアー。
光熙門(シグムン)の由来や映画小道具の意味など、欧米圏で馴染み深い“ゴーストツアー”を韓国風にアレンジしたユニークなツアーです。
● 2)釜山・白瀬文化村&漁村体験ツアー
昆布の醤油漬け作り、海女村の海産物試食など、釜山の生活文化を深く体験できるプログラム。観光地巡りとは違う“リアルな釜山”を味わえる点が評価されました。
● 3)済州 海女文化体験
ユネスコ無形文化遺産にも登録された済州海女の伝統文化を直接学べるプログラム。欧米圏観光客に人気が高まりそうな注目商品です。
● 4)Kフード ドーセントツアー
韓国料理の歴史やストーリーを解説しながら楽しむ“グルメ×文化”体験。単なる食事では味わえない深い理解が得られます。
● 5)伽耶琴(カヤグム)1日クラス
伝統楽器を実際に演奏してみる体験で、Kトラディショナルアートへの関心を持つ外国人に最適な人気プログラムです。
■ 今後は海外向けプロモーションを強化
選定された15商品は、今後1年間にわたり韓国観光公社の多角的な支援を受けます。
- 在韓外国人による商品モニタリング・改善意見提供
- 商品の魅力を伝えるコンテンツ制作
- VISITKOREAや海外支社SNSでの紹介
- 海外ロードショー・観光フェアでの積極的なPR
韓国の“日常”を体験したいという外国人観光客のニーズに応えるため、体験型ツアーをさらに磨き上げていく方針です。
■ まとめ:Kカルチャーは“見る文化”から“体験する旅”へ
韓国観光公社 国際観光本部の金鍾勲(キム・ジョンフン)本部長代行は、
「最近は韓国人の生活文化を直接体験したいという外国人が増えている」とし、
「運営社と共に、韓国観光の体験価値をさらに高めていく」と述べました。

2025年、Kカルチャーは“鑑賞”から“リアル体験”へと進化中。
今回選ばれた15の体験型ツアーが、欧米・オセアニア観光客にどんな新しい感動を届けるのか、注目が集まります。
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