韓国でのマナーと注意点
こんにちは。韓国旅行を計画している方の中には、「日本とマナーが違って戸惑った」という声をよく聞きます。トラブルを防ぎ、現地の人々と気持ちよく接するためには、最低限のマナーを知っておくことが大切です。今回は、韓国旅行で気をつけたいポイントを詳しくご紹介します。
① 地下鉄・バスでは静かに
韓国では、公共交通機関の中でのマナーに厳しい人が多いです。特に地下鉄の中では、通話やスピーカー音を使った動画視聴はマナー違反とされています。周りが静かにしている中、大きな声で話すと注目を集めることも。音楽を聴く際もイヤホンを使い、音漏れに注意しましょう。

また、優先席(노약자석)は高齢者や妊婦、身体の不自由な方のための席で、たとえ空いていても若者は座らないのが普通です。日本と同じように、思いやりの心を大切にしましょう。
② 飲食店での文化の違い
韓国では、日本と違って「1人での外食文化」がまだ根付いていない部分があります。特にチゲやサムギョプサルなどのシェア前提の料理は、1人前から注文できないことが多いです。1人で訪れる場合は、キンパや冷麺、トッポッキなどの軽食系がおすすめです。

また、お冷やキムチ、箸などがセルフサービスの店も多く、店員が説明しなくても自分で取りに行くのが一般的。水が出てこない場合は、店内にウォーターサーバーがあるか確認してみましょう。
③ チップは不要。でも例外あり
韓国はチップ文化がない国として知られています。レストラン、タクシー、美容室などでも基本的にチップは必要ありません。料金はすべて込みの表示ですので、特に何かを追加で払う必要はありません。
ただし、高級ホテルや英語ガイド付きの観光サービスでは、少額のチップを渡すことで丁寧なサービスへの感謝を伝えることができます。
④ 写真撮影はひと声かけて
観光客として訪れる場所ではつい写真を撮りたくなりますが、すべての場所で自由に撮れるわけではありません。特に市場や小さな個人商店では、商品や店内を撮影すると嫌がられることも。撮影したい場合は、「写真撮ってもいいですか?」(사진 찍어도 돼요?)と確認するのが丁寧です。
また、人を撮る場合は必ず許可を取りましょう。無断での撮影やSNSへのアップはトラブルの原因になります。
⑤ 路上の喫煙はNGな場所も
韓国でも喫煙に関する規制が年々厳しくなっています。ソウル市内の大通りや観光地では路上喫煙が禁止されているエリアが多く、違反すると罰金を取られることもあります。喫煙したい場合は、指定の喫煙所を利用しましょう。喫煙可能なカフェやバーもありますので、事前に調べておくのがおすすめです。
⑥ 簡単な韓国語で印象アップ
韓国では英語や日本語が通じるお店もありますが、すべてではありません。特に地方やローカルなエリアに行くと、韓国語が話せるととても喜ばれます。発音に自信がなくても、簡単なフレーズを覚えておくと印象が良くなります。

おすすめのフレーズはこちら:
- 안녕하세요(アンニョンハセヨ):こんにちは
- 감사합니다(カムサハムニダ):ありがとうございます
- 괜찮아요(ケンチャナヨ):大丈夫です
- 이거 얼마예요?(イゴ オルマエヨ?):これはいくらですか?
- 화장실 어디예요?(ファジャンシル オディエヨ?):トイレはどこですか?
笑顔で挨拶するだけでも、相手の反応が変わるので、ぜひ使ってみてください!
おわりに
韓国旅行は、日本から近く、気軽に楽しめる人気の海外旅行先ですが、文化の違いを知らずに行くと戸惑うこともあります。今回紹介したマナーや注意点を意識することで、現地の人にも好印象を持ってもらい、気持ちよく旅を楽しむことができます。
マナーは「ルール」ではなく、「思いやり」です。小さな気配りが、素敵な旅行の思い出に繋がります。ぜひ、楽しい韓国旅行をお過ごしください!
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