韓国カフェに行く前に知っておきたい!日本と違うカフェ文化とは?

韓国旅行で楽しみにしている人が多い「カフェ巡り」。最近では、インスタ映えするおしゃれなカフェを目的に韓国を訪れる人も増えています。韓国には日本にはないユニークなカフェやメニューが多く、スイーツ好きや写真好きにはたまらない空間ですよね。
でも実は、韓国のカフェ文化は日本と大きく違う点がいくつもあります。事前に知っておかないと「えっ!?」「なんでこうなの?」と驚いてしまうかもしれません。
今回は、日本人が特に驚きやすい注目ポイント6つを厳選してご紹介します。これを読めば、初めてでも安心して韓国カフェを楽しめますよ!
1. 注文はカウンターで先払いが基本
韓国のカフェでは、ほぼすべてのお店で注文はカウンターで行い、先に支払いを済ませるスタイルです。日本でもスターバックスなど一部チェーンでは同じ方式ですが、韓国ではローカルカフェや個人経営のお店でもこのスタイルが一般的。
席に座っても、店員さんが注文を取りに来ることは基本的にありません。席にメニューが置いてあることもありますが、それはあくまで参考用で、注文は自分でカウンターに行く必要があります。
また、注文後に渡されるブザー(진동벨)で呼ばれるのも韓国独特の文化。ブザーが鳴ったらカウンターに取りに行きます。
2. 一人一品がルール?「ワンドリンク制」に注意
韓国のカフェでは「1人1ドリンク(または1品)注文がマナー」とされるお店が多くあります。
例えば2人で訪れて、1杯のコーヒーと1つのケーキをシェアしようとすると、**「追加注文をお願いします」**と注意されることも。
これは特に人気店やSNSで話題のカフェ、空間演出に力を入れているおしゃれな店でよく見られるルールです。カフェ側からすると、座席を使う以上、一定の売上が欲しいという意図があります。
メニュー表や店内の掲示に「1人1品の注文をお願いします(1인 1메뉴 부탁드립니다)」と書かれていることもあるので、見逃さないようにしましょう。
3. 水はセルフサービス、自分で取りに行くのが当たり前
日本では「お水は無料で店員さんが持ってきてくれる」というのが一般的ですが、韓国のカフェでは水はセルフサービスが基本です。店内の一角にウォーターサーバーや紙コップが置かれているので、自分で取りに行きましょう。
最初は「お水が来ないな…」と不思議に思うかもしれませんが、韓国では誰もが当然のように自分で水を汲みに行くので、あらかじめ知っておくと安心です。
また、韓国では冷たい水だけでなく、冬には温かいお茶やお湯が用意されていることもあります。
4. 勉強・作業大歓迎!長時間滞在がOKな文化
韓国のカフェでは、パソコンを使って仕事をしたり、ノートを広げて勉強したりする人がとても多いのが特徴です。特に大学の近くやオフィス街のカフェでは、朝から晩までずっと同じ席で作業をしている人を見かけることも。
これは、韓国のカフェが長時間の滞在を前提とした空間づくりをしているからです。電源コンセントが各テーブルに設置されていたり、無料Wi-Fiが完備されているのもその一環。
一部のカフェでは「3時間以上の滞在は禁止」といったルールもありますが、そうでない限り、ゆっくり作業や読書を楽しめます。
5. 写真映え重視!「カフェは写真を撮る場所」
韓国のカフェ文化は「インスタ映え」文化と切っても切れない関係にあります。
ただ飲み物を楽しむだけではなく、写真を撮ること自体が目的になるようなカフェが多くあります。
壁のデザイン、照明、椅子、ドリンクの色合い、スイーツの盛り付けなど、全てが“映える”ように計算されているお店も少なくありません。
そのため、訪れたお客さんがまず写真を撮ってから飲む・食べるのが当たり前のようになっています。
特に若い世代の間では、SNSに投稿するために訪れる「フォトスポット巡り」が人気で、メニューよりも「写真映え」が目的ということも。
6. トイレがない?カフェ選びの注意ポイント
日本のカフェでは、ほぼ全ての店舗にトイレが完備されていますが、韓国のカフェではトイレがないお店も意外と多いです。特に、建物の1階以外にあるカフェ(2階・3階・地下など)では、建物の共用トイレを使うスタイルが主流。
そのため、トイレを使うにはカフェの外に出て、廊下や別の階に移動する必要があることもしばしば。鍵が必要だったり、暗証番号がかかっている場合もあるので、店員さんに「화장실 어떻게 가요?(화장실=トイレ)」と聞いてみるのがスムーズです。
また、トイレの清潔さはお店によってかなり差があるため、長時間滞在する予定ならトイレの有無もチェックポイントです。
まとめ:韓国カフェをもっと楽しむために知っておきたい文化の違い

いかがでしたか?今回ご紹介した【注目の6選】をおさらいすると……
- 注文はカウンターで先払い
- 一人一品が基本!シェアはNGの場合も
- 水はセルフサービスで取りに行く
- 勉強・作業ができる長時間滞在型
- 写真映えが重視される空間づくり
- トイレが店内にないこともある
これらの違いを知っておくだけで、韓国のカフェ体験がぐっと快適になります。
日本と似ているようで実は違う韓国のカフェ文化、ぜひその「違い」も楽しんでみてください。
次回の韓国旅行では、お気に入りのカフェを見つけて、ゆっくりした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
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