韓国人が選ぶ涼しい避暑地
日本と同じく蒸し暑い夏を迎える韓国では、暑さを乗り切るためにさまざまな避暑方法が人気です。今回は、現地の韓国人が実際に訪れる夏の定番スポットを、「海」「渓谷」「川（빠지）」「ウォーターパーク」の4つに分けてご紹介します。韓国旅行を計画中の方は、ぜひこの避暑地スポットを参考にしてください！
1. ビーチで夏を感じる！定番の海水浴場
・江原道の代表的ビーチ：鏡浦（경포）＆束草（속초）
ソウルからアクセスしやすい江原道（カンウォンド）には、美しい白砂と青い海が魅力の海水浴場が点在しています。中でも「鏡浦海水浴場（경포해수욕장）」と「束草海水浴場（속초해수욕장）」は、地元の人々にも愛される人気の避暑地です。7月〜8月のピークシーズンには多くの家族連れや若者が訪れ、海で泳いだり、海岸沿いのカフェで涼んだりと、思い思いに夏を楽しんでいます。
・釜山の人気スポット：海雲台（해운대）ビーチ
韓国第2の都市・釜山の代表的な海水浴場「海雲台（ヘウンデ）ビーチ」は、都会の中にありながらリゾート気分が味わえるスポット。周辺には高層ホテルやカフェ、海鮮料理店が立ち並び、海辺でのんびり過ごすだけでなく、ショッピングやグルメも楽しめます。夜はライトアップされ、昼とはまた違った雰囲気を味わえます。
・済州島でリゾート気分：協재（협재）＆咸徳（함덕）
韓国のハワイとも言われる済州島では、透明度の高い海が魅力の「協재（ヒョプチェ）海水浴場」と「咸徳（ハムドク）海水浴場」が人気です。白い砂浜とエメラルドグリーンの海が広がる光景は、まさに絵に描いたような南国の楽園。都会の喧騒から離れて、ゆったりとした時間を過ごすのにぴったりです。
2. 自然の冷房！涼しい渓谷（계곡）で癒やしのひととき
韓国では「渓谷（계곡）」での避暑も定番です。木陰と冷たい川の水が、まるで天然の冷房のように涼しく感じられます。代表的なスポットには京畿道の「龍門渓谷（용문계곡）」や江原道の「内蔵山渓谷（내장산계곡）」などがあります。渓谷では家族や友人と一緒に「チゲ」や「サムギョプサル」を持参して川辺でバーベキューを楽しむのが韓国式の夏の過ごし方。足だけ川に浸して涼んだり、浮き輪で遊んだりと、自然を満喫することができます。
3. 川遊びとスリルを楽しむ！韓国独特の「빠지」文化
「빠지（パジ）」とは、漢江や北漢江、南怡島（ナミソム）周辺などの川に設置された水上レジャー施設のこと。水上トランポリンやバナナボート、ジェットスキーなどを楽しめる場所として、若者を中心に大人気です。特に京畿道・加平（가평）の「빠지」はソウルから日帰りで行けるアクセスの良さもあり、毎年多くのグループ旅行客で賑わいます。水上レジャーだけでなく、川沿いのグランピング施設やDJパーティーが開かれることもあり、昼夜問わず楽しめるのが魅力です。
4. どしゃぶりも安心！ウォーターパークで一日中遊ぼう
もし天候が不安定でも大丈夫！韓国にはスケールの大きなウォーターパークが充実しています。
・キャリビアンベイ（Caribbean Bay）
京畿道・龍仁（ヨンイン）にある韓国最大級のウォーターパーク。大型プール、波のプール、ウォータースライダーなどが完備され、子供から大人まで一日中楽しめるレジャースポットです。併設のエバーランドとセットで訪れる人も多く、夏の定番観光地の一つとなっています。
・オーシャンワールド（Ocean World）
江原道・洪川（ホンチョン）にある「ヴィバルディパーク」内のウォーターパークで、スリル満点の大型スライダーや流れるプールが人気。周囲の山々とのコントラストが美しく、避暑地としての魅力も十分です。都会の喧騒を離れて、自然の中でアクティブな一日を過ごせます。
・釜山・ロッテワールド ウォーターパーク
2021年にオープンした比較的新しい施設。屋内外プールが充実しており、釜山旅行中のアクティビティとしても最適です。雨天でも安心して遊べる点や、釜山駅からのアクセスの良さが魅力です。
おわりに：韓国の夏は“水”と一緒に楽しもう！
韓国の避暑文化は、自然と一体となったアウトドアから、エンタメ性の高いレジャー施設までバラエティに富んでいます。海・渓谷・川・ウォーターパーク、それぞれに異なる魅力があり、その時の気分や同行者に合わせて選ぶことができます。日本とは少し違ったスタイルで、韓国の夏を体験してみませんか？
目次
